ノーズライディング
種類
- 基本的なノーズライド
- ハングファイブ
- ハングテン
- チーターファイブ
ポジション
波のトップから仕掛けるのが鉄則.
ウォーキングはボードが波のミドル〜トップのポジションにあるときが仕掛けどき。また目の前のフェイスが掘れているということも、ノーズライディングの条件のひとつだ。
ボトムから上げてトップでセットアップ.
ボトムにボードがある場合は、ターンして波のトップまでボードを上げて、そこから仕掛ける。ラインをミドルよりも上まで上げて、一気にウォーキング。ノーズライドしてからのライン取りは、サーフィンの基本であるダウンザラインとなり、再びボトムまで下がる。
確実に上達するロングボードサーフィン, p.116
01 波の中腹から上に向けてボードをセットし、波側に一歩目を出す
02 二歩目でハング・ファイブをメイク。前足荷重で加速する
03 加速しすぎてボードが下がってきたので微妙に後ろ足に荷重する
04 後ろ足に荷重するのは、ボードを上げ、スピードを殺すのが目的だ
05 後ろ足への荷重を強め、ブレーキングしてスピードを殺す
06 上体を倒し後ろ足荷重をより強め、スピードを更に殺す
07 ブレーキングが完了。ここから再び前足に荷重し、加速に入るStylish Longboarding, 07-002-ラインを下げないことが長くノーズライディングする秘訣, p.94-95
ウォーキング
ロングボードの大会の実況で「自分が移動するのではなく、ボードを出し入れする」と解説していた。
「歩くのではなく、ボードを滑らせることをイメージすれば、もっとスタイリッシュになる」
"ウォーキング"というよりも、直立した状態で、足でボードを前に送り出したり、戻したりして、ボードを"動かしている"ように見れるのだ。
そう見える理由は、ボードが安定し、滑らかなクロスステップをしているという証明に他ならない。
Trimming on The Wave, PART2 Walking Noseriding, p.37
クロスステップ
なぜロングボードで前後に重心移動する際に、クロスステップでウォーキングする必要があるのだろう。
...(省略)...
クロスステップの場合、ステップしているとき、どちらか一方の足にしっかりと荷重する(フロントサイドの場合つま先側、バックサイドの場合かかと側)ことができる。これに対してシャッフルは、両足の足に常に交互に力がかかってくるため、一定の力をレールに荷重しながらステップする事ができない。こうした理由から、ロングボードをコントロールするためには、クロスステップでウォーキングする方が適しているといえる。
池田 潤のロングボードクリニック, ウォーキング, p.64
上体と腰を出来るだけノーズ方向に向けて歩く。
しかしよこ向きに歩いては歩行はままならない。人は通常歩く時、正面を向いて左右の足を交互おに出しているが、ボードの上でもkろえと同じ歩き方をすればいい。つまり上体と腰を出来るだけノーズ方向に向けて歩くのだ。
確実に上達するロングボードサーフィン, p.120
土踏まずはストリンガーの上に
ステップを踏む場合はボードが左右にぶれないように注意。ステップする足は写真のように土踏まずがストリンガーの上に来るようにするのが基本だ。
ザ・サーフテクニック ロングボード編, クロスステップの練習, p.105
コントロール
「ウォーキングの意味は歩くことだけじゃない。スピードをコントロールすることが本来の目的」
ウォーキングをただノーズへ行くための手段と思っているロングボーダーは、実に多い。
まだサーフボードが木製だった時代、ウォーキングの目的は、ライダー自身が前後に歩いて、そのあまりにも重いボードのスピードを調節する事にあった。言わばノーズライドは、ウォーキングのオマケに過ぎなかった。
スピード調整の基本は、前が加速(オン)、後ろが減速(オフ)だ。このオンとオフの間にあるのがニュートラル・ポジション。この部分はクルマのニュートラル・ギアと同じで、ボードに何のパワーを与えない。この三つのポジションを組み合わせることで、いろんな波を乗りこなせるだろう。
Trimming on The Wave, PART2 Walking Noseriding, p.38
- ノーズでヒザを曲げて前荷重にすると加速
- ノーズでヒザを伸ばして後ろ荷重にすると減速
「ノーズでのスピード・コントロール。それが長いライディングをするための秘訣だ」
ちょっとでもノーズに足がかかるようになったら、次に目指すのは、"ノーズでライディング"することだ。例えハング・ファイブと同じ格好が出来ても、ボードがコントロール出来ていなければ、それは本当の意味でのノーズライディングとはいえない。
まず覚えたいのは、ボードのスピードコントロール。そのカギとなるのが"ヒザ"だ。ノーズにかけた前足のヒザを"曲げる"ことと"伸ばす"ことによって、ボードの"加速(ON)"と"減速(OFF)"が出来るのだ。
前足でノーズをおそうとするとヒザは自然に曲がり、体は前重心になる。そして、ボードに足を乗せたまま荷重を小さくしようとしたら、足は自然と伸びて後ろ荷重になる。
初めは理屈よりもヒザを曲げたら加速(ON)、伸ばしたら減速(OFF)と単純に覚えておけばいいだろう。
Trimming on The Wave, PART2 Walking Noseriding, p.42
- 波側に荷重すると加速
- 反対側に荷重すると減速
「レールを使うことを覚えれば、ノーズライディングはもっと楽しくなる」
波側に重心をかければ、レールが食い込んで、ボードは加速(ON)する。そして、反対側のレールに重心をかけて、波側のレールを浮かしてやれば、ボードは減速する。
Trimming on The Wave, PART2 Walking Noseriding, p.44
ハングファイブの時に後ろ足を波側に移動したり、逆に移動する事でレールを入れたり抜いたりする。それとヒザや足首での加減速を組み合わせる。
ON
後ろ足を波側のレールに移動。レールが波に食い込み、一気に加速。ノーズが下がり、ボードが上げる水しぶきも、激しい。
OFF
後ろ足の位置に注目。ストリンガーより手前にステップして、レールを抜いている。それにより、ボードが波から外れて減速している。
Trimming on The Wave, PART2 Walking Noseriding, p.45